哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

北渓字義ノート 62 二十五 鬼神(7~9)

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

北渓字義  二十五章 鬼神(全39節)

二十五-7

人の身体について

陰陽の二気が人間の身体の中につまっている。

寤寐(ごび)

寤は陽、寐は陰。

語黙

語は陽、黙は陰。

動静、進退、行止など

→みな陰と陽に分かれて属している。

陽→魂であり神。

陰→魄であり鬼。

二十五-8

人が赤ん坊から壮年になるまでの間

→気が伸びているので神。

中年以後、老衰していく

→気が屈しているので鬼。

生死

生→気が伸びている。

死→気が屈している。

死について

魂が天上に昇っていくのが神。

魄が地下に降りていくのが鬼。

魂気の本は天にあるので上昇する。

魄気の本は地にあるので下降する。

書経』舜典「帝、乃ち殂落す」とあるのはこのことを指す。

殂→魂が上昇すること。

落→魄が下降すること。

二十五-9

周易』繋辞上伝「精気、物を為し、游魂、変を為す。故に鬼神の情状を知る」の意味

陰精と陽気が集まって物を生じるのは、神が伸びているので陽。

魂が遊離し、魄が下降して散り散りになり死を生じるのは鬼が帰って行くのであって陰。

「鬼神の情状」については前述の説き方で説明できる。

ここまでは、鬼神の本来の意味を論じたもの。

 

続く