哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

北渓字義ノート 57 二十四 義利(4)

前回の続き

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北渓字義  二十四章 義利 の続き

二十四-4

何かが欲しくて善をなし、何かが怖くて悪をしない→利

収穫をあげるために耕し、田地を良くする為に開墾する→利

易経』の25番目の卦「无妄」の六二の爻辞「耕穫せず、菑畬(しよ)せず」

前もって何かをすることが無く、後々に何かを期待しないことが義であると説いている。

孟子』の「死を哭して哀しむは生者の為に非ざるなり。経徳回(よこしま)ならざるは、以って禄を干むるに非ざるなり。言語必ず信なるは、以って行いを正すに非ざるなり」

→みな、当然にそのようでならなければならないのでそうある。これが義。

残った遺族に聞かせるために悲しんだり、俸禄を求める為に徳を守ったり、行いを正しくして人に認められるために、嘘をつかないというのは利。

 

 

※続く