哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

北渓字義ノート 56 二十四 義利(3)

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

北渓字義  二十四章 義利 の続き

二十四-3

人が生きていくための生活手段としての財貨について

金儲けをしてよい場合に金儲けをし、利益を手に入れて良い場合に利益を手に入れる

→義

人を騙すような不正な手段を用いて、金儲けをしたり、利益を手に入れる

→利

既に金が足りているのに、あくせくと更に殖やそうとしている→利

利益を追求しないように見えても、物惜しみの心が強く、計算高く、金を出さなければならない時にびた一文たりとも出さない→利の甚だしいもの

名声・地位・爵位・俸禄

正しい方法で手に入れて、当然得るべくして得ている→義

正しい方法で手に入れず、私意や打算から出たものは、得るべくして得ていない→利

金で爵位科挙の合格を買う、不正な方法で推薦状を手に入れる、賄賂で役職を手に入れる→利

大碌を、礼儀を弁えず、自分や家族、知り合いの困窮者の為に受け取る→利

義として当然受け取るべき俸禄を、自分には多すぎると辞退する→利

 

 

続く