前回の続き
北渓字義 十三章 敬(全12節)
十三-1
誠と敬→関係がない。
恭と敬→関係がある。
十三-2
程子は「主一つをこれ敬と謂い、無適をこれ一と謂う」と言った。
朱子はこの二つを合わせて「主一無適をこれ敬と謂う」と言ったが、これにより敬の意味が以前よりもより明らかになった。
昔の「敬」→あなどらないという意味で説かれているに過ぎない。
二程子→始めてこの敬を特別に取り出し、学ぶ者の工夫と関係させ説いた。
それにより、敬の道理が、とても大切であり、関わってくる部分が非常に大きいということが分かった。
敬→元々は虚字であったが、今、具体的な工夫とみなされると、その意味は重くなり実際の事柄を指す言葉と全く同じになる。
続く