哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

北渓字義ノート 32 十 忠恕(6)

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

北渓字義 十章 忠恕 6節から

十-6

聖人→元々私意が無いので心を推す必要が無い。

学ぶ者の場合→私意が心の中で邪魔をするのを免れない。故に他人に対してどうしても、分け隔てをしてしまい、相手を蔑ろにする。

このような心の中であるから、他人に及ぼすことが出来ない。

推すことが出来さえすれば良くなる。

論語』で子貢が「一言にして以って終身これを行うべき者」と質問したことに、孔子が「それ恕か」と答えた理由はここにある。

学ぶ者は必ず努力して己を推して人に及ぼさなければならない。そうなれば、私意の入り込む余地がなくなり、仁を実現することが出来る。

 

今回は短め。

 

続く