哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

北渓字義ノート 16 七 意(1~4)

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

北渓字義 七章 意(全4節)

七-1

意→心が発動したもの。思料し運営するという意味がある。

情→性から発動したもの。 意→心が発動したもの。

情→心の中から自然に発動し、姿形を変えて出てきたもの。性と相対している。

意→心に一念を発起じ、思料。運営をしてこれこれこの様にしたいという事。

情が動く→全体の上で論じる。

意→一念を発起するところについて論じる。

性・情・心・意をひとまとめにして、事物に応接すると、皆一緒になって表れて来る。

今、ある事柄がやってきた。

内部で主宰するものが心。

動き出してきて、喜んだり起こったりするのが情。

内部に一つのものがあって、動き出すことだできるようにさせているのが性。

あれこれと思いめぐらせて、あの人には喜んでやらなくてはいけない。あの人には怒ってやらなくてはいけないとするのが意。

心が喜んだり怒ったりする相手の方に向かって行くのが志。

喜怒が節に中った場合は、当然の則にかなったものであり、理。

当然そうしなければいけないとする理由である根源が命。

これらの多くのものが全て一度に現れて、バラバラになること無く、一方、それぞれの間にはっきりと区別が有り、乱雑になることは無い。

七-2

意と心を比べてみる。

心の方が大きい。

心→全体から言う。

意→全体の上について一念を発起したことを言う。

七-3

論語』の「意なし」の意味は、私意について説いている。

『大学章句』の「意を誠にす」の意味は良い意思について説いている。

七-4

人はよく、「意思」という言葉を使うが、「思」とは思うことである。

思慮・念慮といった言葉は、みな「意」に属する言葉である。

 

 

意 はこれで終わり。

次は 八 仁義礼智信 から。

 

続く

 

続く