哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

貞観政要かみ砕き 64「巻三 択官 第七」第十章 その2

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

「巻三 択官 第七」第十章「正義と邪悪を見極めること」の続き

  

正しい道によって誘おう

魏徴「何故、賢人は今の時代にもいると言えるのか。美しい宝石や宝珠、孔雀やカワセミにサイや象といった美しく珍しい動物。中央アジアからの馬や遥か西方からの猛犬といった強い動物。これらは自らに来ようという足も心も無いのに、中国から遥か遠くに生まれ、長い道のりを何人のもの通訳を介して貢ぎ物してこの中国に辿り着く。そしてこの道が絶えないのは何故でしょうか。この中国で好まれるからです。優れた人が栄光ある君主の下に仕え、給料を貰い働きたいというのならば、正しき道を用いて誘えばどこからでもやって来るでしょう。孝の道ならば孔子の高弟だった曾子閔子騫の様な者がやってくるでしょう。忠の道ならば命と引き換えに暴君を何度も諫めた夏の関龍逢や殷の比干の様な者がやってくるでしょう。信の道ならば魯国の尾生や柳下恵の様な信念を持った者がやって来るでしょう。清廉の道ならば、伯夷・叔斉の様な例え貧しくても心の清さを第一とする者がやって来るでしょう。

 

ひとまずここまで。まだまだ続く

 

続く