哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

Laozi said so. 23:第80章~第81章

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

一気にいくぜ

老子道徳経第80章から

  

老子道徳経 第80章

俺の考えている理想の国って奴について言わせてくれ。

小国で民の数が少ないのが良いね。

ずば抜けた才能を持った奴が、その才能を発揮しなくてもしっかりと回っている社会が良いな。

民が自分の命を大切にし、舟や馬車に乗って何処か遠くに行って移住をしないとやっていけないと思わせないようなみんなが満足できる郷里だ。

武器や鎧兜が有ったとしても、戦をいつでもするために武器を並べておく必要なんて無いのが良い。

人がいざこざをおこす原因になった文化とやらが興る以前の素朴な生活でやっていけるのが良いね。

民が与えられた衣食住に心から満足し、不満をこぼさずに楽しんで暮らしている。こういう国が良い。

隣の国が犬や鶏の鳴き声が聞こえるくらいに近くにあっても、死ぬまでその隣の国に行ってみたいという気も起きない位にみんなが満足している国が良いんだよ。

相手の国に行く気が無ければ、戦で攻めて行こうなんて気持ちは起こらないだろ?

81章

嘘偽りの無い言葉ってのは美しい飾り立てが無い素朴な言葉なんだ。

美しい飾り立てた言葉は嘘偽りをごまかしている言葉だよ。

道の体得者は多弁、雄弁では無い。道に従って善い行いをするだけで充分なのさ。

雄弁、多弁の者は道を体得していない者の証さ。道に従った善い行いなんてできないから言葉をやたら並び立ててごまかすのさ。

本当の知恵者は、世俗的な学問なんて捨て去っているから、様々な俗なことに通じている物知りなんかでは無い。不要だからね。

世間で言われている物知りな人ってのは、俗世間の知識は幅広いかもしれないけど、真の知恵者では無いだろうね。世俗の知識を使って渡り歩いていくしかないんだよ。なんとも気の毒な話だ。

道を体得した聖人は、自分の為にお金や財宝などを余計に貯めこんだりしない。みんな人の為に与えてしまう。そうすると逆にみんなから感謝されて豊かになっていくんだよ。

天の道は利益はもたらしてくれるけど害を与えたりはしないんだ。

聖人の道もこれに似ていて人の為になにかをすることが有っても、人と争うことは決してしないんだ。

 

(老子 終わり)

 

次回以降は老子を代表とする道家孔子を代表とする儒家の関係や歴史背景。

その他雑多なことを入門書レベルで考察していこうと思います。

いつもの役に立たない解説です。書きたいことが色々と有るのでちょっとだけ長くなるかもしれない。

 

どうせ大したことは書けないので期待しないで待っていてください。

 

 

 

続く