哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

Laozi said so. 16:第57章

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

一章だけでも進めて行くぞ

老子道徳経第57章から

 

老子道徳経 第57章

国を治めるときは正道。

戦争をする時は詭道。

だが、天下を治める時は何もしないことが一番大事だ。

なんで何もしないことが天下を治める時に一番大事なのかがわかったのかって?今から説明するよ。

規制が増えるほど、民は息苦しくなり、役人の力ばかり強くなっていくので民は貧しくなっていくんだよ。

便利な道具が増えるほど、人は道具を巡って争うようになって、心がすさんでしまうから国の中は暗くなってしまうんだよ。

技術が発達するほど、役に立たない訳のわからないものばっかり世にあふれ出してくるんだ。

法律が整備されるほど、民は法に縛られて苦しくなる。そうなると、なんとかそこから抜け出そうとして法を破る犯罪者が増えていくんだ。

だから道を体得した聖人はこう語る。

「俺が無為自然の態度でいれば民も感化され無為自然の道へと近づいていく。俺が静かな態度でいると民も感化され静かな態度を取るようになり大きな道へと近づいていく。俺が何もしなければ民は抑えつけられるものが無くなって自由に動けるようになり結果、裕福になっていく。俺が欲望など持たなければ民も感化され欲望を捨て素朴な新木のような状態…そう、道に近づいていく状態になっていく」

 

 

続く