哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

Laozi said so. 14:第51章~第53章

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

少しは頑張ろう。

老子道徳経第51章から

  

老子道徳経 第51章

 道が万物を生み、そして育てあげて万物が形作られ、最後は道の持つ勢いで万物が完成される。万物は道のおかげで生まれ完成するということさ。

道が貴い存在なのは誰からも命令されること無く、常に自然であることなんだ。

道が万物を生み、養い、成長させ、完成させ、更に熟成させるまで育て、守り続ける。

道は万物を生み出しても所有せず、育てても恩をあてにせず、完成させても支配しようとしない。

実に奥深い徳だ。「玄徳」って奴だよ。

第52章

天下の万物にはそれを生み出したもの…道が有り、それが万物の母ってやつだ。

俺は万物の母である道を知り、俺自身も道の息子であることを知っている。

自らが道の子であることを認識し、道を守って行くことを忘れずにい続けるなら、死ぬまで危険に晒されることは無いんだよ。

外部からのつまらん刺激などシャットアウトしてしまえ。そうすれば欲望なんか生まれなくなる。欲望が生まれなけば欲望に駆られて疲れ果てることも無くなる。

明察ってのは小さな兆しも見逃さずに物事を見抜けることができる奴のことを言うんだ。

本当に強い奴ってのは柔弱な態度を取り続けられる奴のことを言うんだ。

明察な己自身になって、その明察さをひけらかすようにしなければ、災いなんてその身に降りかかってこないし仮に降りかかったとしても残ったりはしない。

無為自然をモットーとするならば、自分が持っている光り輝く叡智を外にひけらかしたりせず、内に隠しているものなんだよ。

第53章

もし、俺に明察できるだけの知恵があるなら、道を行くことについては横道に逸れることだけをただ畏れるだろう。

道は広くて平坦なのだが、人は何故か横道に逸れたがる。

宮殿は綺麗に掃除されているけど、民の田畑は荒れっぱなしで米を蓄える倉の中は空っぽ。

為政者たちは綺麗な服で着飾り、鋭い剣を腰に帯び、飲み食いに明け暮れ、有り余る財貨を抱えている。こんな連中、盗賊以外の何だっていうんだい?非道ってのはこういうのを言うんだよ。

 

 

続く