哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

Laozi said so. 11:第41章~第43章

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

今日も頑張るぞ

老子道徳経第41章から

  

老子道徳経 第41章

最上の知性を持つ人が道の話を聞いたら、道を体得しようと努力するんだ。

普通の知性を持つ人が道の話を聞いたら、有るのか無いのかよくわからんという態度になってしまうんだ。

知性を持ち合わせていない人が道の話を聞いたら、そんな話有るかよと笑い飛ばすだろうね。

けど、そんな馬鹿に笑われるようでなければ道とは言えないんだよ。

昔の人の言葉にこんなものがあるんだ。

「道に明るい者は一見、道に暗いように見える。道を前進している者は一見、道を後退しているように見える。平らな道は一見、凸凹道に見え、最上の徳は一見、低俗に見え、潔白な人物は一見、汚れた人に見え、広い徳を持った人物は一見、愚か者に見え、しっかりと確立された徳を持った人物は一見、中身がからっぼの人物に見え、素直で嘘の無い徳を持った人物は一見、ふらふらした人物に見える。大きすぎる箱は隅が見えず、大きな器を完成させるには時間がかかり、大きすぎる音は逆に音として聞こえなくなり、大きすぎる形は形を見ることが出来ない」

道は人の目から見えず、勝手に名付けることもできない。それでいて道だけが万物に力を与え成育させていくんだよ。

第42章

道が一の元気を生み、一の元気が陰陽の二気を生み、陰陽の二気が第3の沖気を生み、この沖気は万物を生むんだよ。

万物は陰を背負って、陽を抱き、沖気が陰陽を合体させる。

人が嫌がる者は「孤児」、「徳の少ない者」、「善行を積まない者」の3つだけだ。

だが、王や諸侯はこの3つを名乗っている。謙虚さの表れだ。つまり、普段から謙虚でいればその身は向上し、普段から傲慢でいればその身は損なわれるということだよ。

他の人々が教えている言葉を俺もみんなに教えるよ。

「剛強さに頼りっぱなしの人間はろくな死に方を迎えない」

俺もこの言葉を第一に教えていくよ。

第43章

柔弱な水は強固な岩をも支配しているんだ。水に形は無いがどこにでも入り込めるだろ?

俺はこれを知って水のように無為な状態が自分に利益をもたらすことがわかったんだ。限界のある言葉を使わない教え、無為の状態がもたらす利益は天下を探してもこれに匹敵するものは無いね。

 

 

続く