目眩帳

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

中庸測量野帳 15:中庸復元測量 中庸第十五章

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

中庸第十五章から

 

 

 中庸第十五章

 偉大なる聖人の道。広々として万物を育て、高く天にまで及ぶ。満ち足りて豊かな様は偉大だ。

礼の大綱は三百あり、細かい作法は三千あるが、聖人がいてこそ適切に実行される。だからこう言われている。

「聖人の徳を持つ者がいないと、聖人の道は完成しない」と。

その為、君子は聖人の徳を身に付ける為に修養に努める。

生まれつきの徳を発揮しながら学問に励む。

物事を広大に広げる一方で、小さく細かいところまで見逃さず明らかにする。

より高みを目指し、日常では中庸を守る。

古き良きものに成熟しながら新しい知識を身に付ける。

中身がずっしりと詰まった誠実さを養いながら礼儀を大事にする。

このように努めることで、君子は高い位にいても驕らず、低い位にいても反逆などしない。国がしっかりと治められているのなら、立派な発言をして出世する。国がしっかりと治められていない時は、沈黙を守り身を隠し危機をやり過ごす。

詩経では「既(すで)に明(めい)にして且(か)つ哲、以てその身を保(たも)つ」と詠われているが、それは先程の君子の在り方を詠ったものだろう。

 

 

続く