哲学ナックルダスター

東洋哲学の視線から色々と見てきます。それ以外の視線でも。

反論無き討論の方法模索中 ⑥雑感ダラダラ

前回の続き

kamata-ei.hatenablog.com

 

今回は私が勝ちました。2-0での勝利ですが、1点差という際どい勝ちでした。

ミネルバのフクロウさんと、ルナール🦊さんの採点記事も楽しく読ませてもらいました。二人とも上手い文章書くなあ。

 

 

 

ネットの討論の不毛さと哲学のエンタメ化

前にも書いたけどツイッターなどネットでの論議って不毛なケースがほとんど。

結局知識の自慢をしてマウント取りたがるだけというなんも面白くない。

以前にも経験した。あることで討論するときお互いに価値観が違うから共通認識作ってそこから討論しようと言っても「俺は〇〇博士(有名な日本の経済史学者)から直接教えを受けている。その理論でしか話をしない」しか言わず、「それじゃ討論にならんでしょ。違う価値観同士なら共通認識を設定してからでないと討論できんでしょ」と反論したら「〇〇博士の理論も知らんのか。啓蒙してやろうと思ったのにお前みたいな馬鹿とは関わらん」とか言ってブロック。お前なんかに啓蒙されたくないわ。

ツイッターを眺めてると、なんか知識のマウント取り合戦は哲学カフェでも起きているみたい。実際に行って確かめてみようとも考えたけど、喧嘩になりそうだから行かないことにした。

哲学やってる人たちが哲学に興味を失わせるようなことやってどうすんだよ。

智葉さんは、哲学をエンターテイメントにしようと主張している。もちろん深い探求は必要だけど、「哲学って面白そうだな。自分もなんか読んでみようか」というキッカケ作りってとても大切なんだ。オリラジ中田のエクストリーム講座は面白いけど、あれを観て実際に本を手にする人は少ないと思う。動画で完結して満足しちゃってる人が多いんじゃないかな?

それではどうしようか?

「ゲームにしよう。それで楽しもう。見てくれた人が少しでも興味を持ってくれたらいいな」

そう考えた。

 

モンティ・パイソン

智葉さんとテーマは何にしようかというときにお互いにシリアスなテーマ1つ、馬鹿馬鹿しいテーマ2つが出た。智葉さんからの提案で馬鹿馬鹿しいテーマから選ぼうという事になって僕も同意して焼き鳥の串になったわけ。

僕が同意したのはモンティ・パイソンの影響があると思う。

イギリスのお笑い番組モンティ・パイソン フライングサーカス」は今でも根強いファンが多い。

哲学をテーマにしたコントも複数ある。有名なのは「哲学者サッカー」かな。ドイツの哲学者たちとギリシアの哲学者たちがそれぞれ国別にサッカーチームを作ってサッカーで勝負するってコント。試合が始まっても哲学者たちは思索にふけるだけでなかなか進展しないって状態になる。

「神は実在するか」って討論番組仕立てのコントもあるけど、神の実在の是非を討論する予定がいきなり肯定派のキリスト教司教と否定派の人文学者がレスリングで決着をつけるという話。

すんげえ馬鹿馬鹿しくて面白いの。

馬鹿馬鹿しいテーマをお互いの哲学観で大真面目に主張した方がシリアスなテーマを大真面目に主張するよりも面白い。

大の大人が最大多数の最大幸福とかイデアとか仁とか礼とかいった言葉を並べたり荻生徂徠の政談とか経書老子道徳経からの引用とかやって主張してるけど、テーマは居酒屋における焼き鳥の串の扱い方ですよ。

これに見事な採点と評価をしてくれたフクロウさんとルナールさんはほんと凄いと思う。

僕と智葉さんの主張、そしてフクロウさんとルナールさんのジャッジもひっくるめてこい言いたい。

「哲学でこんなこともできるんだよ。普段の生活の1シーンにも哲学はでてくるんだよ。決して日常からかけ離れたものでは無いんだ」って。

入口のハードルは決して高くない。なんとなく読んで楽しんでくれればいい。読んでる途中で笑ってくれてもいい。僕はニーチェの「この人を見よ」の目次で笑ったことがあります。

ジャンルはなんでもいいんです。東洋でも西洋でも自分に一番合うなと思うものが一番です(一部トンデモは除く)。

 

モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイルと?パパはメキシコ人?

今回は相手の主張の詳細を聞かずに相手の主張をどの様に取り込むかというのが有ったけど、これも考えが有ったの。

相手の主張「焼き鳥を串からはずのは是か(非か)?」だけで、自分の主張の欠点はどこにあるか、相手の主張の優位性はどこにあるかを考え、相手がどんな主張をするか先読みをする。そして主張をする。そこで事前の打ち合わせも無しにお互いの主張が上手く噛み合ったら面白いよねって考えた。

この考えのヒントになるものが有った。

一つ目は「モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル」っていう前述のモンティ・パイソンが作ったアーサー王伝説の映画。コメディ映画なんだけどDVDにシェイクスピアの「ヘンリー四世:第2部」の英語字幕が流れるバージョンが含まれている。何故かヘンリー四世の台詞と映画の動きがシンクロしてしまう。偶然だけど面白い。

あ、この映画はアーサー王伝説を題材にした映画で最も時代考証がしっかりした映画と評されています。何故かって?メンバーの一人で監督のテリー・ジョーンズが中世歴史学者だからです。

コンピュータRPGウィザードリィ」に登場するボーパルバニーもこの映画が元ネタって言われている。

二つ目は「?パパはメキシコ人?」って歌のレコード。

diskunion.net

これは知人から聞いた話で、「みうらじゅん&山田五郎の男同志」っていうトーク番組で、みうらじゅん根本敬の二人でバカなレコード(みうらじゅん)とクレイジーなレコード(クレイジーなレコード)の境界線を決めようという事になり、お互いに「これが境界線になるだろう」とレコードを1枚持ってきていっせいのせいで二人が出したのはこの「?パパはメキシコ人?」。

自分でも確認したくなりネット検索をしたらその通りだった。

このことはここにも書かれている

www.1101.com

みうらじゅんは境界線が決まったこの歴史的瞬間を「ヤルタ会談」と呼んでいた。

バックボーンは異なっていても考えることは合致することって結構あるんじゃないか?

偶然にシンクロしたらそれはそれで面白いよね。

という理由で相手の主張の詳細を聞かずに相手の意見を取り入れるということになったのです。

 

ヤルタ会談

今回の対戦後、智葉さんと僕の二人で「どの様な状態が最善になるのか?」を共同作業でやっていこうという話になった。これもやらなくちゃ。

なんかヤルタ会談みたいになってきたな。

智葉さん、ヤルタ会談をいつどんな方法でやりましょうか?