哲学ナックルダスター

主に東洋古典を自分の言葉で噛み砕いてくブログ。たまに俳句を詠んだり、他の記事も書きます

権利のための闘争

メモ書き「権利のための闘争」22

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 136頁~137頁 137頁 138頁~139頁 139頁~140頁 最後に 136頁~137頁 高価なものが奪われそうなときは相手が怪我しない程度の正当防衛権が認められていると主張する論者は、あまり高価で無いもの(例えば少額のお金しか…

メモ書き「権利のための闘争」21

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 133頁~134頁 134頁~136頁 133頁~134頁 身分の高い人々や将校たちは自己の名誉のための合法的な正当防衛が許されるべき。 別の学者は単に言葉による名誉棄損で相手を殺すのはやり過ぎで良くないと主張する。 そして他…

メモ書き「権利のための闘争」20

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 130頁~131頁 131頁~132頁 132頁~133頁 130頁~131頁 現代の法律学の大きな間違いの2番目はその証拠理論。 専ら権利の効き目を無くす為に作られたような代物だ。 既に多くの法律家に批判されているが、これだけは言わ…

メモ書き「権利のための闘争」19

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com そんなに難しい本じゃない。読み込んでいけばわかるさ。 119頁 119頁~121頁 123頁~125頁 125頁 125頁~127頁 128頁 128頁~130頁 119頁 イェーリングの見方では中期ローマ法のやり方は模範的なもの。 客観的不法と主…

メモ書き「権利のための闘争」18

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 間が開いてしまった。少しは進めよう。 116頁~118頁 118頁 116頁~118頁 初期ローマ法の制度や命題は中期に受け継がれたものもあるが、中期ローマ法が新たに生んだものは初期とは全く異なる精神になっている。 特徴「…

メモ書き「権利のための闘争」17

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 112頁~113頁 113頁~114頁 115頁 115頁~116頁 112頁~113頁 現代(当時)のローマ普通法がイェーリングの唱える理想主義に適っているのか? イェーリングは適っていないと主張する。 現代(当時)ローマ法は、健全な権利…

メモ書き「権利のための闘争」16

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com がんばんべー 110頁~112頁 110頁~112頁 後になってやっと歴史の教訓を理解するのでは遅い。それは我々が悪いのだ。歴史がタイムリーに教訓を与えてくれるわけでは無い。 歴史は常に大声ではっきりと、われわれにこう…

メモ書き「権利のための闘争」15

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com やるぞ 107頁~108頁 108頁~110頁 107頁~108頁 健全な権利感覚による理想主義は自分の権利を守るだけにして法と秩序の維持に協力しない場合には自分自身の基礎を掘り崩すことになる。 この理想主義は、自己の権利を守…

メモ書き「権利のための闘争」14

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 104頁 104頁~107頁 104頁 自己の権利のための個人の闘争についての考察は、これで終わる。 最下段の純然たる利害関係をスタートとして、人格とその生存的条件の主張というより理念的な段階を経て、最後には正義の理念…

メモ書き「権利のための闘争」13

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 97頁~101頁 101頁~103頁 ※おまけ ミヒャエル・コールハースについて 97頁~101頁 イェーリングはシャイロックからミヒャエル・コールハース(後述)を思い浮かべる。 シャイロックは足元をふらつかせながら法廷を去り、…

メモ書き「権利のための闘争」12

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 続けて行こう 91頁~93頁 93頁~94頁 94頁~97頁 91頁~93頁 自分が受ける損害よりも権利の理念への冒涜・蔑視に対して敏感に感じ、私利私欲無しに権利の抑圧を自分に対してであるかのように感じる者を見た時、この理念…

メモ書き「権利のための闘争」11

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 一気に行きたい。 71頁~72頁 72頁~73頁 73頁~75頁 75頁 75頁~76頁 76頁~78頁 79頁 79頁~81頁 81頁~82頁 82頁~84頁 84頁~85頁 85頁~86頁 86頁~87頁 87頁 87頁~88頁 88頁~90頁 71頁~72頁 物と自分を結び付…

メモ書き「権利のための闘争」10

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 68頁~71頁 71頁 68頁~71頁 安逸を求め権利のための闘争を回避する者たちの存在 臆病路線以外のなにものでもない。 臆病者は自分は助かるかもしれないが他者の犠牲がある。代わりに臆病者は名誉を失う。 他者の頑張り…

メモ書き「権利のための闘争」9

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 間が開いてしまった。最後までやりきる。 65頁 66頁 66頁~68頁 65頁 身分や職業毎の固有の条件のおかげで一定の法制度が大きな意味を持ち、権利感覚の感度が高められる事と同様、固有の条件が権利感覚に対し逆の効果に…

メモ書き「権利のための闘争」8

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 今回だけ趣向をちょっと変えてみる。 63頁~65頁 63頁~65頁 私は今まで異なる職業毎の権利感覚を述べてきたが、それは何のためか? どんな権利者も自分の権利を守ることにより自分の倫理的生存条件を守るという命題…こ…

メモ書き「権利のための闘争」7

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com この本を目次だけで内容を予想できる人がいたらお目にかかりたいねえ。 ・序文 ・第11版序文 ・権利のための闘争 ・解説 これだけだからね。タイトルだけでどんなことが具体的に書いて有るか予想できる人がいたら凄いと…

メモ書き「権利のための闘争」6

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 50頁~51頁 51頁~55頁 50頁~51頁 自己の生存の主張は生きとし生けるものの最高の法則。 全ての生き物に自己保存本能として示されている。 人間には肉体的生存だけでなく倫理的なるものとしての生存が重要。 そのため…

メモ書き「権利のための闘争」5

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 続けて行こう。 42頁~44頁 44頁~45頁 45頁~46頁 46頁~47頁 47頁 47頁~48頁 48頁~49頁 49頁最後 42頁~44頁 主観的ないし具体的な権利のための闘争 権利が侵害されたり奪われたりするときに開始。 権利のための闘…

メモ書き「権利のための闘争」4

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 続けて行こう 岩波文庫版内で傍点が打ってある言葉は太字にしています。 38頁~41頁 41頁~42頁 38頁~41頁 法の発展と言語・芸術の発展の姿は似ているが異なる。サヴィニーの言うように完全な法則では無く、プフタの主…

メモ書き「権利のための闘争」3

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 34頁 36頁 34頁 イェーリングもサヴィニー=プフタ説を教えられてきた。 これは真理か? 造られた軌道上を進むことはできるが、新たな方向は定められない。これができるのは法律の制定、一定の目標を目指す国家権力の意…

メモ書き「権利のための闘争」2

前回の続き kamata-ei.hatenablog.com 32頁 32頁~33頁 33頁~34頁 32頁 闘争こそ権利=法(レヒト)の働き。闘争が必要、闘争が倫理的な価値を持つ→権利=法と財産も同じ。 これまでの法学→権利=法を倫理的側面から抽象的命題の体系として捉えていた。この一面…

メモ書き「権利のための闘争」1

「貞観政要 全訳注」に取り組み辛い状態になっているので、最近急に読みたくなったこの本のメモ書きをします。 www.iwanami.co.jp ドイツの法学者、ルードルフ・フォン・イェーリング(1818年~1892年)が1872年にウィーンの法律家協会で行った講演が本になっ…